Fwd: 待機資金の預け先を(from國久)



Thanks, Masahiro Nouchi   -Sent from my iPhone

Begin forwarded message:

差出人: 邦さんの会社起ち上げ奮闘記54 <nrk17702@nifty.com>
日時: 2014年5月29日 9:20:53 JST
宛先: <masahiro.nouchi@gmail.com>
件名: 待機資金の預け先を(from國久)
Reply-To: <nrk17702@nifty.com>

東京スター銀行に移し終えました。
 法人で次の物件を仕込むべく、3月に政策公庫から借りたお金を自己
資金として待機させていますが、今まで新生銀行の2週間定期預金(ネ
ットから50万以上、現在利率0.15%)で運用していたのを、東京スター
銀行の1週間定期預金(ネット専用10万以上、0.3%)に移行させました。
 新生は、521,429円を一口として2週間で30円の利息、利子税を国税
4円地方税1円取られて手取り25円。東京スターは、104,286円を一口
として1週間で6円、何と税金はゼロ!  5本に分ければ30円そのまま
が利息として付きます。金利も倍、税金も取られない、となれば、2週
間で見ると60円と25円では2.4倍!
 ただし、新生は土日祝の預入・満期で運用できますが、東京スターは
営業日のみの扱い。8日目が祝日だったりすると、満期も1日ずれると
のこと。月~金まで数本ずつ30本くらい預けて、毎日利息が付いていま
す(元金継続)。

 ------------------------------------------------------------
 漠然と、税金のこと
 ------------------------------------------------------------
 株や債券などのペーパー・マネーは殆ど興味のない邦さんですが、昨
年から騒がれているNISAなどについては、情報が厭でも耳に入って
きます。
 さわかみファンドでは、10%の源泉分離課税で済む期限の昨(2013)年
末、売りが止まらなかった、という澤上氏自身のコラムをどこかで読ん
だ気がします。
 どんなに運用がうまくいっていようが、10%という率は大きい。そこ
に損得を感じるからこそ、人は利益確定や損切りに動くのでしょう。
 確かに、10%なんて利回りは、まっとうな投資ではそうそうお目にか
からない数字です。

 ところで証券税制が本来の20%源泉分離課税に戻るといっても、まだ
 「20%の源泉税で済みます。」
といったメリットが謳われることがあります。
 この際、前提となる、
 「所得税率33%や40%になっている人にとっては」
という条件が解説されることは殆どありません。私募債などの募集でも、
 「いくら稼いでも税金で40%持っていかれるなら、20%で済むこの債
券でも買っておくか。」
みたいなスタンスが強調されるわけですが、そも年収1000万円級のプレ
イヤーに限っての話、という前提が抜けて数字だけが一人歩きするわけ
です。

 私自身が現職だった頃は、税込年収890万円ほどで、給与所得控除後
所得税率は、当時は20%(現行税制だと23%になると思う)。ガラス張
りの徴税システムで先取り税引きされてから手元に来る「お給金」です
から、さらにそこから20%の源泉分離課税で「済む!」債券なんて買う
余力などありません。
 しかし、手取額感覚で生きている人たちにとっては、税の重みを認識
する実感がマヒしていますから、ちょっと余力を感じると、株だ投信だ
と資産運用に走るのでしょう。

 第46回記事「期末税務相談」(03/27配信)で書きましたが、現在の邦
さんは、外部の金融商品をあれこれ考えるよりも、いかに節税するかに
エネルギーを使っています。個人事業や法人の運営を「勉強」する必然
の結果なのですが、実際個人の確定申告で所得を限りなくゼロに近付け
ることが、現時点での収入規模では一番効率の良い収益性のように思い
ます。
 前々回の記事では、

源泉税還付に向けて、モチベーションも上がろうというもの

と書きましたが、ここ数年所得税ゼロ、たとえ発生してもまだ数年先ま
では最低5%(年間所得195万円以下)に抑えられるだろう、という現状
にあって、源泉税10%(復興税を加えると10.315%)が容赦なく引かれる
のは、極めて暴利に感じます。
 日常10万円の稼ぎがあっても、所得税ゼロか、5%であれば5000円し
か払わないのがフツーなのに、原稿料だ印税だ謝礼だといった雑収入は
一律10%持っていかれてしまう。黙っていればそのまま。
 親方日の丸をリタイアして野に下り、一番身に付いたのは、もしかし
たらこの税金に対する感覚なのかも知れません。

 ちなみに、税理士からは、
 「金融機関は貸付金を嫌いますから、決算書に残さないで下さい。」
と言われました。金融機関の立場からすれば、
 「他人様に貸す余裕があるのに何でウチから借りるんだ。」
という解釈になるのだそうです。素人考えでは、余裕があるのは金欠火
の車よりは良い情況と思いがちですが、金融機関にしてみれば、
 「お宅の余裕資金がウチからの借入なら、こっちはその分他に貸して
金利を稼げたのに、機会損失を蒙った。」
ということでしょう。

 なので、邦さんは単なる振り替えに過ぎない資金移動も、

・各物件(個人所有)毎の通帳から、一定額を事業用資金として「個人事
 業用口座」に移動させる。
   ↓
・給与振込用個人(最終消費者)口座に「事業主貸」で資金移動。
   ↓
・その個人口座から小規模共済の掛金の支払い(最終的に確定申告段階
 で控除対象)。

といった面倒っちい動きを敢えて行い、実際にその取引情況を通帳に残
したりしています。
 「ヒマねえ。」
と言われそうですが、お金という「天下の回りもの」が、ある時点で法
人の所属なのか、個人事業主の所属なのか、純粋個人の所属なのかを認
識し、課税前の段階なのか、税引き後の存在なのか、軽費にできる支出
なのか、個人消費なのかを判断していく。日々絶えることのない一種の
トレーニングのようなものです。

 年に1回くらい気晴らしの旅行にでも行きたいな、と考えたとします。
 どこにいくか、行程は、と考えるのも楽しいことですが、それと併せ
て、「家族従業員の慰安旅行として福利厚生費で落とせるか」「現地で
リゾート物件を視察することで研修・出張にできないか」などの「遣り
繰り」を半意識的に組み込む。
 習慣化すればそれほどの労苦ではありませんし、上述のように、

現時点での収入規模では一番効率の良い収益性

と思われる「実利」が伴うわけですから、

モチベーションも上がろうというもの

なわけです。

 ここまで書いた話題を、人によっては、
 「細かい金勘定にこだわるセコイ奴」
と侮蔑的な眼で見る方もいますが、では、家を買う段になっての住宅ロ
ーン比較や、人生最後の相続や遺産分割といった大ごとが、特段切り離
された別次元の話なのかと言えばそんなことは決してなく、同じお金の
連綿とした繋がりの「ある段階」の動きに過ぎなかったりします。

 資産を形成し、目減りさせたり増やしたりを繰り返し、そのときどき
に効果的な節税策を講じ、攻めと守りを硬軟織り交ぜ「運営」していく。
 市場経済に生きている以上、人は意識するとしないとに関わらずお金
と付き合っていかなければならないわけですが、死後にまで相続という
形でへばり付いてくる税制だからこそ、少しは勉強して向き合う必要も
あるのかな、というのが今の心境です。